こすたシンコペーション

うたと作文がすきな会社員。都内某所在住。いろんなことを書きたいのです

カンパチとカンナナと国道20号線を辿って(星座になりそう)

今日、少し待ち時間があったので、PCGoogle mapを開き、ぐるぐるスクロールしながら見ていおりました。

なんとなく、カンパチとカンナナはどこからどこまで繫がっているのかな、と興味が湧いたのがきっかけ。


カンパチ、カンナナとは、漢字で書くと環八、環七で、それぞれ環状八号線と環状七号線の略です。カンパチは我が家の近所を走っていて身近だし、カンナナは家からだと少し距離があるけど、邦楽ロックの歌詞によく出てくるので馴染みがあります。なぜならバンドマンがたくさん生息していると言われ、ライブハウスもたくさんある高円寺・下北沢あたりを走る道路だからですね。

タクシーの運転手さんに自宅を説明するときも、「カンパチ沿いの○○を目指してください。」といつも言うようにしています。

そんな、わりと身近な存在とはいえ、私は自動車の運転ができませんし、上京と共に自転車を手放してしまったので、道路には全然詳しくないのですが。

 

でも、今回、興味を持って道路見てみたら、とても面白かった。

道路の連なりって不思議だ。

あの子が住んでる街にも、去年よく行ったあそこにも、聞いたことあるけどよく知らない地名にも、家の前の道から全部つながってるんだと思うと、なんだかどきどきする。

特に東京のような街は、大小いろんな種類の道路が張り巡らされてて、そのそれぞれに名前がある。そして当たり前だけど、道路と道路がつなぐ街ごとに地名があって、その地名にはいっこいっこ由来があるんだなあと思うと、とてもロマンを感じる。

 

で、問題のカンパチとカンナナ。

一時期私は中央線沿いの某駅近くで働いていたのだけど、同僚ともども、たまに車で家まで送ってもらうことがありました。

その道のりが、たしか、カンナナをずっと下って、途中でくいっと曲がって、カンパチにつながるルートだったなあ、画面をスクロールしながら思い出してみたら、

いろいろ回想してしまってうおお。と悶えています。

 

あのときぼんやり見ていた車の外の風景と、仕事でくったくたのけだるい気分と、先がまるで見えなかった当時の状況がありありと思い出されてけっこうなダメージを受けています。あなどりがたしGoogle map

 

そしてカンナナとカンパチを繋ぐため「くいっと」曲がった道路は、国道20号線だということがわかりました。

国道20号!もしかして!と思ってマップをずいずいスクロールすると、

山梨県を通過して、わが青春長野県にたどり着くのですよ。

このときの私の興奮具合といったら。

繋がってるなあ。ちゃんと繋がっている。うんうん。

 

切ない気分にもなったけど、

美しい道路の連なりのはなしでした。