こすたシンコペーション

うたと作文がすきな会社員。都内某所在住。いろんなことを書きたいのです

ソウウツかいころく

この前のお休み、近所の温泉施設で仕事の疲れを癒しておりました。

休憩室の本棚にて、ふと手に取った本があります。

タイトルはすっかり忘れましたが、摂食障害についてわかりやすく解説した本でした。

なんとなく読み始めたんですが、うおお!なんでもっと早く読んどかなかったんだ!とめからうろこ

知ってる人も知らない人もいると思いますが

アンド、私のなかではもう過ぎたことなんで気軽にネタにしちゃうんですけど

わたくしめは2年ほど前に躁鬱で会社を辞めた経験があります₍いまはぴんぴんしています₎

学生時代から摂食障害の傾向があり、ソウウツまっさいちゅうのときその症状はそれはそれはひどいもんでした。

じつは昔から私が痩せたり太ったりを繰り返してるのはそういうことなんですねー。突然の告白。あはは。

 

私の場合、周囲に理解してくれる人があんまりいませんでした。

「そんなの病気じゃない」と散々言われました。

ソウウツ状態のときって基本的に自己嫌悪のカタマリになるうえ、判断力がとっても鈍るので、ただただ「私は病気じゃないのに、仕事もいけなくて、なんにもできない、だめ人間だ。」と呪いのようにそんなことばっか考えてました。わーわーおもいだしたくなーい

こっそり吐いてるのがばれたときは怒られて終わった。ありえない、もったいないと。いやその通りなのだけど、やめたいと思ってやめられたら苦労はしませんて。

現代人は病んでるのか、心療内科に通ってましたってひと、何人も知っていますが、

「私は薬飲んだらすぐ治った」「俺の場合はこうだった」とやたらと言われるのもしんどかったなあ。その言葉のあとには、「だから、あなたも大丈夫ですよ。すぐ治りますよ。」という含みがある、優しい言葉だったのかもしれないけど、わたしはいつまともになるんだろう…はやく、はやく治さないといけないんだ…と不安とあせりを煽られるだけで。

もう治ってるかもしれない!と鈍い判断力のまま仕事先を探して大変な目にあったこともあります。

そのときは「なにあせってるの?」という言葉にすこし救われました。

病んでるひとにかける言葉って難しいですね。経験者だからこそ、気を付けたいなあと思う。自分基準で語っちゃだめだのう。「あなたなら大丈夫だよ」「すぐに良くなるよ」なんて、不確かなこと言っちゃうのが、残酷な場合もある。

 

まあそんなんだったので、ソウウツのさなかにその本を読んでも、「こんな本には嘘しか書いてない」もしくは「世の中には摂食障害で苦しんでる人がたくさんいるけど、私の場合はただの甘え、我慢できないだけ」などと思いこむだけだったと思うけど。

でもいま読んでみて、わたしが甘えてただけではなかったんだ、と認めてもらえた気がして、なんだかすごくほっとした。

拒食は不安から、過食は自己嫌悪から引き起こされると書いてあるのを読んで、ああその通りだったなあと、思いました。

もちろん、甘えもなかったわけじゃないと思う。でもそれは症状に対してではなくて、予防に対してね。ストレスや不安をうまく解消するスキルが必要ですね。

 

 

ソウウツ体験には思うところがたくさんあり

思い出したら記録しておきたいな、と思う。

こうして具体的に、誰の目にも見える場所で文章化したのはたぶん初めてだけれど

書き出してみるといろいろありすぎてものすごく長くなりそう。シリーズ化するかも。

躁転してハイな状態とか、思い返すと、やばかったです。

とにかくしゃべる。ほっとくと永遠にしゃべり続ける、寝ないでしゃべり続ける。記憶もとびとび。コワッ。

私の躁鬱まっさいちゅうは2012年の秋から2013年の春くらいにかけてなのだけど、

特に2012年末ごろ、人と会ってるときの私は常に躁だったので₍むしろ躁状態じゃないと人に会えない₎

知らず知らずのうちに迷惑かけてたかもしれません。その際はすみませんでした!!